学校との相性

二女の中学校の体育祭がありました。
授業参観もコロナでほとんど中止になり、二女の学校での様子を見たのは体育祭が初めてでした。

そこには、想像以上に生き生きとしている二女の姿がありました。

二女らしいと思ったのは、踊りの準備をしているときです。

衣装に手早く着替えた二女は、周りのお友達の衣装のリボンのような紐を結ぶのを手伝ってあげていました。
サテン生地のリボンを一人で結びにくそうにしている子が、あちこちにいました。
二女は結んでいないお友達の所へ行って、さっときれいに結んであげていました。

さりげなくお友達に手を貸す二女の姿は、世話焼きで気が利く二女らしかったです。
お友達の間を飛び回って忙しそうにしていましたが、輝いて見えました。

小学校では、運動会などの行事に馴染めず、楽しんでいるようには見えませんでした。
友達と距離を置いて一人でいることが多かった二女でしたが、

中学校での二女はまるで別人のようです。

それは、今の中学校が二女に合っているからだと思います。

地元の公立の中学校ではなく、同じ小学校のお友達が誰もいない私立中で、自分の居場所を見つけられたのでしょう。

逆に長女は、私立中を退学して引っ越し先の公立の中学校へ通ったことで自分を取り戻し、「学校って楽しい」という思い出を持って中学を卒業することが出来ました。

 

大人でも、就職はしたけれど「この会社は合わない」と思って転職することは珍しいことではありません。
子どもも「合う学校」「合わない学校」ってあるんだと思います。
もちろん、成長と共に「合わせる」ことが上手になっていることも影響していると思いますが、娘たちに限っては、思い切って環境を変えるという選択をしてよかったと思います。

ただ、学校を変える事は簡単な事ではありません。
特に義務教育中は「変える」という選択肢は限られていて負担は大きいと思います。
引越しする、転勤になる、私立を選ぶかなど。

我が家は経済的負担が一番大きかったですし、新しい環境に馴染めなかった私のメンタルの問題もあったので、今やっと、結果オーライと思えるようになりました。

 

いろいろありましたが・・・

小学校では、毎朝学校を休みたいと玄関でメソメソしていた二女が、中学校生活を楽しんでいること。

そして何よりも、学校に友達がいるということ。

親として、その姿を見ることが出来て本当に嬉しかったです。

 

イラスト提供:ふわふわ。り

 

二女の学校生活はまだまだ続きますが、義務教育が終われば「教育は合わなければ変えればいい」というハードルがうんと低くなるはず。

二女の残りの中学校生活(義務教育)もあと少し。
「楽しかった!」で終れるような気がしています。

 


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