あっという間の10年

このブログを始めて今日で10年。
のんびり更新のブログでも、10年の節目は感慨深いものがあります。

ブログ開設当初に思っていた私の人生設計とはまるっきり違う「今」があり、娘たちも思い描いていた「今」ではないかもしれませんが、家族全員元気に生きています。

我が家の10年

長女(トット)

県外で一人暮らしをしながら大学に通っています。

このブログは、宿題をかたくなに拒否する長女の様子と、宿題をしない長女への愚痴が一番多いかもしれません。(笑)

その長女が人生で初めて!宿題(大学のレポート)をしているそうです。
大学を欠席し単位を落としたこともありましたが、対面授業に慣れて調子が戻ってきたようです。

↓↓大学から「来ていません」の葉書が届いた記事↓↓

kinrenka.hatenablog.com

先日、長女が電話で言ったこと。
「私、高校の先生に言いたい!宿題ができる子になりましたって!」

ホントにやっとです。高校の個人面談で毎回「課題は全く提出していません」と言われて恥ずかしかったなぁ。(笑)

 

お金の管理は相変わらず苦手で、仕送りが足りなくなり何度お金を送った事か。
3年生になって、仕送りとバイト代で生活できるようになってきました。

お友達と旅行し、関西の美味しいものをたくさん食べて、学生生活を満喫しているようです。
かなり太ってしまいましたが・・・
コロコロした姿は今まで以上に親近感が持てるキャラになっています。

リアル「ともだちはくま」です。(笑)

 

長女を育てて一番嬉しかったのは、浪人時代にアルバイトした緑のエプロンが有名なあのカフェ。
私の大好きなカフェで、不器用が際立つと診断を受けた長女が働くなんて。
そんな未来は想像していませんでした。

バリスタのテストは一発合格しました。

アルバイトに合格したときは大学に行く予定だったので、
浪人しながらのアルバイトは反対しました。

でも今は、余計な口を挟んだことを後悔しています。
人生はうんと長いから浪人の1年なんて大したことはなかったし、アルバイトで学んだことは予備校の授業よりも長女の人生に大きく影響し、大切な事をたくさん学ばせてもらったので、大きな気持ちで見守ってあげたらよかったなぁと思います。

 

そして、長女の生まれ持った才能である「愛嬌」

「愛嬌だけで生きてきた」と本人も言っているので間違いないと思います。(笑)
ある方が言ってくれました。誰もが持っているものではないと。

大学を卒業したらその才能を生かして、常識にとらわれず自由に人生を楽しんでほしいです。

二女(ロッタ)

中学3年生になりました。
笑顔で通っていた中学でしたが、この一ヶ月不調です。
メンタルも体も不調ですが、休まずに行っているので頑張っていると思います。

 

ブログ開設当初はグレーでしたので、小学校に入るまで療育に通っていました。

小学校1年生の診断は「発達障がいではない」と言われましたが、6年生でもう一度受けたテストで「広汎性発達障がい」と言われました。

まさか、長女以上に抱えている大きな凸凹とは思いもせず、聴覚過敏にも気が付いてあげられませんでした。

正直なところ、今でも二女の何が凸凹なのか分かりません。
長女のようにハッキリわかる凸凹を感じません。

忘れ物もないし、遅刻もしないし(遅刻したら欠席を選びますが)、個人面談ではいつも褒められます。

二女が気が利くのは、それだけ周りを見て気を張っている証拠なのかも。
頑張り屋さんで真面目。繊細で傷つきやすいところは私に似ています。
ギリギリまで頑張るので、気が付いた時は心と体が動かなくなってしまうのかもしれません。

私が親として二女にしてあげられることは、見守って寄り添うこと。
おやつを作って待っていることかな。

 

二女は手先が器用できっちりしている職人向きな気質。
音を聞き分ける能力があり、小さい頃からピアノ、弦楽器、外国語の先生たちから「素晴らしい才能」と言われてきました。

今は「学校」という限られた場所しか選べませんが、高校を卒業したらうんと選択肢が増えます。
しかもネットの時代でリモートワークも増えてきました。
二女が無理せず働ける場所が増えていくのではないかと思っています。

パパ(夫)

イクメンという言葉が流行る前からイクメンでした。
子ども達は夫の帰宅をいつも待っていて、パパが帰ると玄関まで走って迎えに行っていました。
そんな頃が懐かしい・・・

思春期の娘たちの父親への拒否オーラ!
パパには「うっざ~」としか言わない。そもそも話さない。
でも、たまーに仲良く話している時もあります。(笑)

仕事で家にほとんどいないパパですが、家族の為に一生懸命働いていることは娘たちも分かっていると・・・思います。

パワハラが原因で半年以上休職し、先が見えず不安なときもありましたが、仕事を辞めたら気持ちを立て直してすぐに次の職場で働いてくれてたことには感謝です。
そのおかげで、私は今、働かないことを選ぶことが出来ています。

私(くろくろ・suzue・くまこ)

私にとって、この10年で一番大きな出来事は発達のテストを受けたこと。
ずっと生き辛さを抱えてきたので私も何らかの凸凹があるだろうと思ってきました。

二女が6年生でテストを受けるときに一緒に受け、結果は定型発達。
テスト結果は素人の私が見ても、二女の結果とはまるで違うものでした。

「だったら私のこの生き辛さはいったいなんなの?」

という気持ちになり、大泣きするほどのショックでした。


もちろん結果がすべてではありませんが、想像ばかりしていた頃よりも自分を知ることができたので、思い切ってテストを受けたことは良かったです。

今は 私は確実に繊細さん (HSP) である と思っています。


イラスト提供:ふわふわ。り

子育てを振り返って

娘たちは、優しい子に育ちました。
一番大切な人としての基本は、もう大丈夫な気がします。

ときどき、もっとワガママに生きていいよって言いたくなってラインを送ったりもしますが、優しい子に育ってくれた事は嬉しいです。

↓↓長女へのLINEにも書いた記事↓↓

kinrenka.hatenablog.com

今でも子育てに悩むし、落ち込むことはありますが、いつかそんな自分を懐かしく思い出せる日が来たらいいなぁと思います。

娘たちはどんどん大人になっていくので、置いて行かれないように、泣き言ばかり言わずに、私も一人の人間として成長していきたいです。

おわりに

ブログ開設当初からお付き合いくださっているブロ友さん。
エキサイトからのブロ友さん。
はてなブロガーさん、読者登録してくださっている方々。
ブログ村で知り合った方々。
このブログを読んで下さる方々。
たくさんのご縁に支えられた10年でした。

HNを3回変えながらもブログを続けてこれたのは、皆さんのおかげです。

子育ての考え方や方向が違ったり、全てが共感ではない記事もあったと思います。
それでも訪問して下さる人がいることは心の支えになりました。

落ち込んだときは励ましてもらい、後ろ向きな私の記事やコメントに温かい言葉で返してもらい、娘たちの入学、卒業、という節目には一緒に喜んでもらいました。

どれだけ助けられたか分かりません。


ブログを書いてきて本当によかったです。
これからも変わらずのんびり更新とは思いますが、よろしくお願いします。